2021年9月5日日曜日

思案橋で空き家対策を思案する

思案橋で空き家対策を思案する


ここは長崎街道の柳町と牛島町をつなぐ「思案橋」です。
ウォーキングで訪れる人も多いと思いますが、東から西を
見てみると、倒壊寸前の家が残念な風景になっていました。
昨年の9月議会でも指摘をされていたのですが、なかなか
解決しない問題のようです。
総務省の調査では佐賀市の空き家はH20が12.3%、H25が
15.1%、H30が16.1%と増加傾向にあり、約6軒に1軒が空
き家ということになります。私の近所では子どもが成長し
家を離れ、老夫婦が施設に入所し空き家となるパターンが
多いように思います。皆様の家の回りはいかがでしょうか。
空き家の解体が進まない理由の一つが税負担。特に固定資
産税が更地になると6倍になる(200m×m以下の場合)
ことがネックになっています。
なかなか空き家対策が進まないので、国はH27年に「空家
等対策特別措置法」をつくり、①倒壊の恐れがある、②著
しく衛生上有害、③著しく景観を損なう、等の「特定空き
家」に上で説明した「固定資産税の軽減措置特例」を除外
し、従わない場合は50万円以下の罰金も課すこともできる
ようにしました。
一方、佐賀市ではH25年から危除空家除去費助成金交付制
度を作り、特定空き家の解体費の1/2補助(上限50万円)
を実施しています。ただH29年~R2年の申請数が131件だ
ったのに対し、実際に助成したのは32件で、予算の確保と
要件緩和が求められているところです。
(R2年6月議会記録から)
今後もご年配の方々だけでなく、子ども世代の人達にも
啓発・理解促進が必要だと思いました。
□□まとめブログ「さがし元気」□□





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