佐賀市のカラス問題
カラスについて佐賀市ではどのように対応して
いるのか、佐賀市議会の議事録を見てみたら、
「カラスの鳴かない議会はない」くらい定番の
問題事案のようでした。
過去5年分(H28~R2)の議事録から「カラス」
を含む発言を抽出し、その中にどのような単語
が含まれるかを共起ネットワークとして図示し
たのが下の図です。
イノシシやアライグマと同様、害獣駆除として
ひとまとめの議論もありますが、問題点は4点
あるようです。
①威嚇攻撃
繁殖期の4~7月に、年間20件ぐらい発生
しているそうです。ただクチバシで突っつく
ことはなく、もっぱら足を使うとのこと。
②ゴミの散乱
ゴミステーションにカラスネットをしている
のですが、スキを見つけて散乱させます。
福岡市のようにゴミの回収を夜間にするのも
検討の価値があると思います。
③食害(農産物の疲害)
ミヤマガラスは土中のミミズや昆虫の幼虫、
種子などをよく食べるそうです。
④糞害
ミヤマガラスは市街地(電線の上等)をねぐ
らにするので、その下は大変です。LEDラ
イトやレーザーポインターが有効だとか。
なお、ゴミをあさるカラスはハシブトガラスや
ハシボソガラスです。人を襲うのも彼らで佐賀
に「定住」しています。捕獲用の大きな箱が県
立図書館の東側等に5基設置されて、年間1000
羽以上捕獲しているとのことでした。
ミヤマガラスは10月頃に朝鮮半島から渡って
来て、3月頃に戻るそうです。マンションのベ
ランダにはテグス糸を張るとよいとか。
今回、色々勉強になりました。
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